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河は眠らない [千葉からZ900RSと600km超]

2020年8月上旬、新潟に行った際に立ち寄った場所。

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停められそうな場所へ。
国道352号線、銀山平近辺。

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銀の道:
「銀の道」は平安末期、長寛元年(1163)尾瀬三郎房利卿が
京を追われ、尾瀬へ逃げ延びた道として伝説を持っている。
それから約五百年後、銀山が発見され、銀を運ぶ唯一の道
であった。銀山最盛期には、一万数千人が行き来し、人馬
の絶えることがなかったという。

人の汗、馬の汗、そして遊女の涙・・・様々な人間模様が
刻まれ、どれほどの汗や涙を吸ったことだろうか。

登り口は、口留番所のあった駒ヶ岳山麓の駒ノ湯近くの、坂本
から始まる。坂本~枝折大明神は標高差九百mで、延長約八km
眺望の良い所、水場など、自然と一服場が生まれ、人々の語らい
の場となっていた。また、問屋場には季節遊女までいたという。

血と汗と涙で踏み固められ、銀鉱町と共に栄枯盛衰の歴史を
刻んだ道である。


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そんな、古のいわくつきの道沿いに
開高健の碑はあった。

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碑によせて:
今は大き 亡き作家開高健氏は銀山平に逗留され作品
「夏の闇」の構想を練りながら竿を片手によく
散策を楽しまれた。

銀山湖畔の水は水の味がし
木は木であり
雨は雨であった

と著書「白いページ」に謳い、また奥只見の魚を
育てる会の会長をして自然にさからわず、その
保全を強く訴え続けられた。

開高会長が悠久の自然を願う口癖の言葉で
”河は眠らない”を日にとどめ・・・(読めない)
北の岐・・(読めない)の故人ゆかりの地に
建立してその意思を後世に伝えたい。

開高健と言うと「裸の王様」かな?
バカには見えない服の方ではない

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近くの河。


不夜城 [VHS]






この河こそ、新潟県の不夜城。

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「下道ライダーも夜は眠らない」
と開高健っぽく思いつつ見学完了。
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