「風船爆弾」放球基地 [千葉からZ900RSと300km超]
福島からちょっと南下。北茨城な所。


停められそうな場所へ。
急いで放球基地へ。

ちょっとテナントっぽい場所の裏を
歩いていくと・・・・・

「風船爆弾」放球基地到着。
基地の遺構が。

風船爆弾放球基地跡:(要約)
作戦の目的:米国本土攻撃により戦況を変え講和に持ち込む。
放球と着弾:約1万発放球。米国へ約300発着弾。
放球結果:
1. 米国被害 民間人6名死亡 山林火災発生
2. 細菌兵器の飛来を恐れた米国。全米に報道管制を
3. 米国海岸で米空軍により多くを撃ち落とされた
巨額の予算:国家予算の10%
例:戦艦「大和」「武蔵」は3%台。
これは・・・・・増税間違いなしっ!

続いて海側へ。

風船爆弾放球地跡
わすれじ平和の碑。

とっても風光明媚な場所。

海を渡ってアメリカへ・・・・戦争の記憶を将来へ伝える地
太平洋戦争中、陸軍によって「風船爆弾」が開発されました。
気球に爆弾を搭載した兵器です。この気球を大気高層のジェ
ット気流に乗せて直接アメリカ本土を空襲する秘密作戦でした。
風船爆弾は茨城県大津、福島県勿来、千葉県一ノ宮の計3ヶ所
の基地より放球されました。米軍は気球に取り付けられていた
砂袋の砂を分析し、放球場所の一つ千葉県を特定しました。
アメリカは大戦中には日本の地質をすでに把握していたのです。
風船爆弾は、和紙とこんにゃく糊で作られた水素ガス気球です。
和紙を使用したのはゴム資源がなく、和紙がゴムよりも軽量だ
ったからです。しかも、実際の水素漏洩量はゴム製の気球の
十分の一と紙製の気球が非常に優れていたことがわかります。
気球の浮力は昼夜の気温差によって変動し、高度が安定しませ
ん。高度が上昇すると自動的に水素ガスを排気し、気球の上昇
・破裂を防ぎました。反対に、高度が低下すると高度保持装置
がバラスト(砂袋)を落下させ、重量を軽くすることで落下を防
ぎました。
このようにしてジェット気流に安定して乗ることができました。
風船爆弾の原動力:
常時西から東に吹く偏西風の強い部分がジェット気流です。
上空約1万mにあり、日本付近では冬季に最も強く毎秒100m
にもなります。気球は2、3日でアメリカ西海岸に到達しました。

わすれじの碑の下の文・・・・・
新しい誓い
海のかなた大空のかなたへ消えて行った
青い気球よあれはあれは幻か今はもう
呪いと殺意の武器はいらない
青い気球さようなら
さようなら戦争

呪いと殺意の気球ではなく、気象観測用の気球は
今でも世界中を偵察している・・・・・
と思いつつ見学完了。
停められそうな場所へ。
急いで放球基地へ。
ちょっとテナントっぽい場所の裏を
歩いていくと・・・・・
「風船爆弾」放球基地到着。
基地の遺構が。
風船爆弾放球基地跡:(要約)
作戦の目的:米国本土攻撃により戦況を変え講和に持ち込む。
放球と着弾:約1万発放球。米国へ約300発着弾。
放球結果:
1. 米国被害 民間人6名死亡 山林火災発生
2. 細菌兵器の飛来を恐れた米国。全米に報道管制を
3. 米国海岸で米空軍により多くを撃ち落とされた
巨額の予算:国家予算の10%
例:戦艦「大和」「武蔵」は3%台。
これは・・・・・増税間違いなしっ!
続いて海側へ。
風船爆弾放球地跡
わすれじ平和の碑。
とっても風光明媚な場所。
海を渡ってアメリカへ・・・・戦争の記憶を将来へ伝える地
太平洋戦争中、陸軍によって「風船爆弾」が開発されました。
気球に爆弾を搭載した兵器です。この気球を大気高層のジェ
ット気流に乗せて直接アメリカ本土を空襲する秘密作戦でした。
風船爆弾は茨城県大津、福島県勿来、千葉県一ノ宮の計3ヶ所
の基地より放球されました。米軍は気球に取り付けられていた
砂袋の砂を分析し、放球場所の一つ千葉県を特定しました。
アメリカは大戦中には日本の地質をすでに把握していたのです。
風船爆弾は、和紙とこんにゃく糊で作られた水素ガス気球です。
和紙を使用したのはゴム資源がなく、和紙がゴムよりも軽量だ
ったからです。しかも、実際の水素漏洩量はゴム製の気球の
十分の一と紙製の気球が非常に優れていたことがわかります。
気球の浮力は昼夜の気温差によって変動し、高度が安定しませ
ん。高度が上昇すると自動的に水素ガスを排気し、気球の上昇
・破裂を防ぎました。反対に、高度が低下すると高度保持装置
がバラスト(砂袋)を落下させ、重量を軽くすることで落下を防
ぎました。
このようにしてジェット気流に安定して乗ることができました。
風船爆弾の原動力:
常時西から東に吹く偏西風の強い部分がジェット気流です。
上空約1万mにあり、日本付近では冬季に最も強く毎秒100m
にもなります。気球は2、3日でアメリカ西海岸に到達しました。
わすれじの碑の下の文・・・・・
新しい誓い
海のかなた大空のかなたへ消えて行った
青い気球よあれはあれは幻か今はもう
呪いと殺意の武器はいらない
青い気球さようなら
さようなら戦争
呪いと殺意の気球ではなく、気象観測用の気球は
今でも世界中を偵察している・・・・・
と思いつつ見学完了。
風船爆弾に国家予算の10%とは‥驚きました。
新しい誓いの文章がいいですね。
さようなら戦争を願います。
by ハマコウ (2023-03-15 04:24)
荒川秀俊『お天気日本史』(河出文庫,1988)によるなら、考案者は荒川秀俊で、
藤原咲平を通して軍部に提案した由、「・・・二日か三日でアメリカまで達する。
よたよたの飛行機などより、よっぽど迅速に到達できるわけである。しかも費用
が安く、おびただしい数の人員を損わずに、アメリカ空襲ができる。約一年あまり
の準備ののち、風船爆弾は、約九〇〇〇個放流された。このうち二八七個がアメ
リカに届いたことが、戦後になって報道されている。/・・・」との記述(^_^;)
by middrinn (2023-03-15 12:06)
風船爆弾より風船太郎さんが好きです(^^♪
by ごろすけ (2023-03-15 18:21)
こんにちは。
>常時西から東に吹く偏西風の強い部分がジェット気流
昨今は蛇行している...と陰陽寮の発表が
https://www.risktaisaku.com/articles/-/77286
by HIRO (2023-03-15 20:31)
皆様コメントありがとうございます。
>ハマコウさん
戦艦「大和」「武蔵」よりもっとムダ金だったと。
>middrinnさん
国家予算の10%でアメリカ本土への到達率は3%と・・・
>ごろすけさん
風船おじさんもいましたね。ダメだったけど。
>HIROさん
今年の状態だったらアメリカ本土までたどり着けない気が。
by tai-yama (2023-03-15 23:26)
今の時代ならミサイル積んでドローン特攻部隊・・・
そういえば中国のアレどうなったのかな~
by yamatonosuke (2023-03-16 00:48)
風船爆弾、国家予算の10%にびっくりです
某国のアレ、これをヒントにしたのかな
by さる1号 (2023-03-16 04:51)
>yamatonosukeさん
コメントありがとうございます。
こんにゃく糊と和紙と言うのが日本らしいとも言えたり。
和紙だとミサイルは積めないだろうな~と(笑)。
>さる1号さん
コメントありがとうございます。
劣勢の状態で思いついた窮余の策なのに、10%も予算を
つぎ込むと言う・・・。チャイナも参考にしているみたいです。
by tai-yama (2023-03-16 23:55)