高峰山 妙了寺 [Z900RSと300km超]
別名、「うら身延。」
駐車場へ。
花は根に 鳥は古巣に 帰るなり
春のとまりを 知る人ぞなき
『千載和歌集』 崇徳院
見ぬ人に咲きぬと告げむ 程だにも
立ち去り難き 花の影かな
『兼好法師集』 吉田兼好
もう、山門の外から桜っ。
甲斐國霊場第八十二番
うら身延 高峰山妙了寺:
古来より「うら身延」と尊崇され、甲斐園触頭筆頭の当山は、
日蓮聖人直弟子の妙了日尼の開創、子息中道院日了上人を開
山と仰ぐ、正応元年(一二八八年)の草創である。
開基日佛尼は、身延山の日蓮聖人のもとで給仕に勤めていた
が、聖人歿後、故郷の中野村に戻り布教に専心し、同村の真
言妙竜寺の住持と問答し法華経の道場へと改宗せしめ、開山
日了に話す。
第二祖日勢上人は、更に寺門興隆に努め、市之瀬の地に妙了
寺伽藍の基を移し、爾来、不惜身命連綿たる法脈相続を経て、
三十余棟の堂塔伽藍を誇る偉容を顕現したのであった。
母子創始の当山は安産・子育て守護の寺としても仰を集め、
寺伝に「この地は江戸中期、徳川御三卿田安徳川家の所領と
なり田安家の深い帰依を受けた。領主より世継ぎ出生祈顔を
懇請されるや、山主は当山秘伝の祈祷を行い、一児亀之助を
得た」とある。
亀之助は、長じて家達と称し、徳川本家十六代当主を継承す
る。(維新後、静岡県知事等要職を歴任、初代貴族院議長を
務めた)
現在の「うら身延」は、昭和二十四年の大火災によりほとん
どの伽藍を焼失したが、往年のおもむきを色濃く遺し、発展
的に伝統を伝える。
本堂左奥にたたずむ経堂内には、甲斐国中触頭三力寺筆頭の
格式を誇る当山の歴史をうかがわせる大輪藏が鎮座する。
これは鉄眼版の木版大蔵経が納められた、柱を中心に回転す
る大変珍しい巨大な書架である。
一回転させると、お釈迦様の全てのお経を読誦する事と同等
の功徳が得られると、年末年始・千部会のお開帳には、遠近
より大勢の参拝者が訪れる。
また、近年建立復興された鐘楼堂では、大晦日に百八つの除
夜の鐘を参詣者それぞれが、願いを込めて大を鐘を響かせて
いる。春、桜の季節には境内をうめ尽くす「しだれ桜」の美
観でも知られている。
諸佛・諸菩薩・諸天善神に守護され、歴史の息吹と自然の恵
み豊かな「うら身延」を心ゆくまでご参拝下さい。
往年の「うら身延」はこんな感じ。
桜と言うよりは杉だらけ。
本堂と桜。手前の枝垂れ桜は
終わっている様にも見えるけど
実際は、まだまだいけるっ。
すごい。満開っ!
ご祈願を
「腰が治りますように!」
まだ、若干痛い・・・・
どこを見ても満開。
鐘楼の周りも満開っっ!!
願わくば花のもとにて春死なん
その如月の望月の頃
西行な気分を思いつつ見学完了。
駐車場へ。
花は根に 鳥は古巣に 帰るなり
春のとまりを 知る人ぞなき
『千載和歌集』 崇徳院
見ぬ人に咲きぬと告げむ 程だにも
立ち去り難き 花の影かな
『兼好法師集』 吉田兼好
もう、山門の外から桜っ。
甲斐國霊場第八十二番
うら身延 高峰山妙了寺:
古来より「うら身延」と尊崇され、甲斐園触頭筆頭の当山は、
日蓮聖人直弟子の妙了日尼の開創、子息中道院日了上人を開
山と仰ぐ、正応元年(一二八八年)の草創である。
開基日佛尼は、身延山の日蓮聖人のもとで給仕に勤めていた
が、聖人歿後、故郷の中野村に戻り布教に専心し、同村の真
言妙竜寺の住持と問答し法華経の道場へと改宗せしめ、開山
日了に話す。
第二祖日勢上人は、更に寺門興隆に努め、市之瀬の地に妙了
寺伽藍の基を移し、爾来、不惜身命連綿たる法脈相続を経て、
三十余棟の堂塔伽藍を誇る偉容を顕現したのであった。
母子創始の当山は安産・子育て守護の寺としても仰を集め、
寺伝に「この地は江戸中期、徳川御三卿田安徳川家の所領と
なり田安家の深い帰依を受けた。領主より世継ぎ出生祈顔を
懇請されるや、山主は当山秘伝の祈祷を行い、一児亀之助を
得た」とある。
亀之助は、長じて家達と称し、徳川本家十六代当主を継承す
る。(維新後、静岡県知事等要職を歴任、初代貴族院議長を
務めた)
現在の「うら身延」は、昭和二十四年の大火災によりほとん
どの伽藍を焼失したが、往年のおもむきを色濃く遺し、発展
的に伝統を伝える。
本堂左奥にたたずむ経堂内には、甲斐国中触頭三力寺筆頭の
格式を誇る当山の歴史をうかがわせる大輪藏が鎮座する。
これは鉄眼版の木版大蔵経が納められた、柱を中心に回転す
る大変珍しい巨大な書架である。
一回転させると、お釈迦様の全てのお経を読誦する事と同等
の功徳が得られると、年末年始・千部会のお開帳には、遠近
より大勢の参拝者が訪れる。
また、近年建立復興された鐘楼堂では、大晦日に百八つの除
夜の鐘を参詣者それぞれが、願いを込めて大を鐘を響かせて
いる。春、桜の季節には境内をうめ尽くす「しだれ桜」の美
観でも知られている。
諸佛・諸菩薩・諸天善神に守護され、歴史の息吹と自然の恵
み豊かな「うら身延」を心ゆくまでご参拝下さい。
往年の「うら身延」はこんな感じ。
桜と言うよりは杉だらけ。
本堂と桜。手前の枝垂れ桜は
終わっている様にも見えるけど
実際は、まだまだいけるっ。
すごい。満開っ!
ご祈願を
「腰が治りますように!」
まだ、若干痛い・・・・
どこを見ても満開。
鐘楼の周りも満開っっ!!
願わくば花のもとにて春死なん
その如月の望月の頃
西行な気分を思いつつ見学完了。
一回転するとすべてのお経を読んだことに。こういう「近道」はよくありますね。一周すると四国八十八ヶ所まわったことになるところとか。
by いっぷく (2024-04-09 00:08)
桜の花道の前に躍動感ある金剛ダブルス(≧◇≦)
枝垂桜とソメイヨシノといい時期だったかも☆
by yamatonosuke (2024-04-09 01:01)
やっぱり崇徳院は歌を詠むのが巧い(^_^;) 「吉田兼好」という表記、
大昔の教科書(≠注釈書)か(^_^;) どんな「書架」か見たい(^_^;)
by middrinn (2024-04-09 06:24)
こんにちは。
>うら身延
うら身延まんじゅうは無いのか??
by HIRO (2024-04-09 20:32)
皆様コメントありがとうございます。
>いっぷくさん
摩尼車とか輪蔵とかと同じで巨大な物なのかも。
>yamatonosukeさん
こんごうダブルスだけどどっちも男と(笑)。
>middrinnさん
崇徳院の歌を載せる私のセンスも見逃せないっ。
>HIROさん
うら身延まんじゅうがあったら購入していたかも。
by tai-yama (2024-04-09 22:32)