雲雀山

2020年11月中旬、和歌山に行った際に立ち寄った場所。



ちょっと微妙な場所に駐車。
急いで見学っ！


雲雀山：
中将姫十四歳の春、継母の照夜の前の命令で、家臣の松井嘉藤太は
姫を板張りの輿にのせて、奈良の都からこの雲雀山に連れ出し姫を
殺害しようとしたが、姫は「これ嘉藤太や、私は日に六巻のお経を
唱えている。このお経が終わればどうぞ首を討ちとってください」
と、西に向かってお経を唱える罪もない可憐な姫を見て、さすがの
嘉藤太も振り上げていた太刀を捨て、姫を助け(故に一名この山を
太刀捨て山)麓を流れる去年川(こぞがわ)の奥の岩陰に草庵を造って
姫と嘉藤太夫妻の三人で、きくも悲しい二年三ヶ月間隠れ住みました。

「母を恋ひ 中将姫が 揚雲雀 聞きけむ山ぞ 秋は紅葉す」


わが生涯に一片の悔いなし！！
嘉藤太に討たれる前の中将姫は
こんな状態だったのかも。


「嘉藤太と中将姫が座ったのでは」
と思えるような古いベンチ。


さらに近くには文殊菩薩の御堂が。


文殊菩薩様。
「立ちごけしませんように！」


悲しい二年三ヶ月の後は・・・・
(続きはwebかな？)
と思いつつ見学完了。

コメント 10

お邪魔しまんねんやわ～
　「わが生涯に一片の悔いなし！！」って
オイラも言ってみたいし悔いの残らないよう努めているのですが
中々ね・・・でもね心がけているのは「人にやさしく自分に厳しく」なんですが、「人に優しくって」って意味が深いですね
厳しくするのも優しさの一つですもんね。
by 影風響 (2021-02-23 08:20) 

「西に向かってお経を唱える」わけだから、「悔いなし」かなぁ(^_^;)
by middrinn (2021-02-23 08:54) 

嘉藤太くんのおかげで、照夜さんの悪行は1000年以上語り継がれているのですねｗ
続きが気になります
by パグ太 (2021-02-23 11:46) 

　あの辺りは丁度、ミカンの季節だったでしょうね。
食べられましたか？
by 爛漫亭 (2021-02-23 15:53) 

こんにちは。
　＞お経を唱えている
八房と富山に籠っている伏姫みたいな...


　＞可憐な姫を見て、さすがの嘉藤太も振り上げていた太刀を捨て
別の太刀が...煩悩煩悩以下自粛
by HIRO (2021-02-23 20:24) 

皆様コメントありがとうございます。

>影風響さん
価値観の基準は世代でバラバラですし・・・
昭和世代の優しさも平成では厳しいみたいですし。

>middrinnさん
西に向かっているので極楽浄土に行けると言う
意味合いなのかも。でも、今年の恵方は南南東。

>パグ太さん
1000年後も名を残せる偉業を達成したと思うと(凄)。
続きはweb上のどこかに書いてあるかも(笑)。

>爛漫亭さん
早朝で、さらにお昼過ぎ(14時ぐらい)には、和歌山を
抜けていたのでミカンは・・・。弾丸ツーリングっ！

>HIROさん
お母さん(照夜の前の前妻)の為にお経を唱えている
のが気にいらなかったと。後宮入りは断ったみたいで。
by tai-yama (2021-02-23 23:22) 

中将姫は悲しい伝説の残るお姫様ですね・・・
by yamatonosuke (2021-02-24 01:22) 

>yamatonosukeさん
コメントありがとうございます。
追い出されて、寺に行き、連れ戻されて、また寺に行きと。
結局は29歳で死んでしまったんですよね。現代人よりは短い
生ですが、本人としては悔いが無かったのかも。
by tai-yama (2021-02-24 23:33) 

悔いのない気持ちが同じだったとはいえ
「筋骨隆々なラオウ」と「か弱いお姫様」はなかなか(^^;)
人生に悔いなしなんて思ってみたいなぁ
by kokoro (2021-03-03 17:41) 

>kokoroさん
コメントありがとうございます。
14歳で悔いなしと言えるのも、なかなかの猛者とも言えたり。
間違いなく、現代の男よりは、余程ラオウに近いかも(笑)。
私も「悔いなし」ではなく、悔いありだらけですが、じゃあ
戻ってやり直してみても、多分、今と同じになるだろうなとも
思えたり。
by tai-yama (2021-03-03 23:42)