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葛生原人出土跡 [Z900RSとちょっとその辺]

2023年12月上旬、栃木に行った際に立ち寄った所。

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駐車場へ。

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葛生人骨出土跡へ。

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はぁはぁはぁはぁはぁ

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枯れ草いっぱい。す、すべるー。

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綺麗なもみじのたもとに・・・・・・

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碑が。

葛生原人と前河原洞窟(下部洪積世):
葛生原人は約五十万年前、葛生地方にすんでいた
化石人類で、昭和二十五年六月吉沢石灰から三点
二十六年五・七月この前河原洞窟から三点が発見
されている。早稲田大学直良信夫博士によって研
究され、その骨格形態がヨーロッパ出土の
『ネアンデルタール原人」の古型に属する古人類
であることがわかり、葛生原人と名命された。
<復原身長一四九糎(清水計測)>
前河原洞窟は七月早稲田大学調査班によって学術
調査がなされ、日本で唯一の原人住居跡であり、
旧石器時代の文化を知る貴重な遺跡であることが
明らかとなった。
洞窟は一般に見る石灰洞<鍾乳洞>とはちがい、
断層連動によって、大小の石灰岩塊が、崖の東
斜面に乱積して、三角状の上洞と下減ができた。
上洞は入口巾ー・八米、高さ五米、深さ四米で
ある。小児下顎骨と上腰骨は洞底に近い茶褐色
砂質粘土層に包含されていた。
入口のところには原人が使ったと見られる石台
があり、その上面や周囲からは木炭やたたき砕
いた細骨片、ヘラ様の骨器片、陸質石灰岩酔石
片が多数出土した。奥部には一段高く平いらに
なった床や砕石がつまった溝など不思議と思え
る生活の跡があった。
出土した化石には原人遺骨・サル・シカ・タヌキ
・ノウサギ・カモシカ・陸産貝など二二種がある。
サルが特に多くまたノスリは日本最初の猛合類
化石である。<文責清水辰三郎>

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葛生原人=滅んでしまったネアンデルタール人。

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他、周辺にはこんな遺跡も。

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葛生の山々を見ていて、古代
ネアンデルタール人はたそがれて
いたのかも。

バイクのもとに戻る。

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葛生町化石館の案内。

幻の葛生原人:
約50万年前、葛生地方に住んでいたと思われる人類の化石
が昭和25年に、吉澤石工業鉱区内から3点、同26年には
この前河原上洞から3点発見され,「葛生原人」と命名され
ましが、平成13年に国立科学博物館、国立歴史民俗博物館
お茶の水女子大学の協力により、化石骨の形態および年代
が再検討され、大骨は中世(14〜15世紀)以降のものである
ことが明らかになりました。

史跡なのに雑な扱いだった理由が。

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栃木県民はネアンデルタール人の子孫ではなかった。
と思いつつ見学完了。
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