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舟石 [千葉からZ900RSと300km超]

4月中旬、長野に行った際に立ち寄った所。

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停められそうな場所へ。

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舟石:
舟の舳先(へさき)に似た形をしていることからこの巨石
は舟石(ふないし)と呼ばれています。舟石は、数十万年
前に起こった火山噴火でできた一世代前の古飯綱火山が
その後火山の爆発や地震などにともなって崩れ、岩の塊
としてここまで運ばれてきたものであることが、岩質を
調べることでわかります。このように火山体が崩れて、
なだれの様に早い速度で山麓に流れ下る現象を「岩屑
(がんせつ)なだれ」と言います。飯綱山東方の鳥居川周
辺地域にはこの「牟礼岩屑なだれ」による堆積物が広く
分布しており、飯綱町の大地の成り立ちを知るうえで
舟石は貴重な資料といえます。
石の上面には細長い溝があり、ここには常に水が溜まっ
ています。「枯れない水」の原因には、窪みが奥深く続
き、口が狭く庇(ひさし)状になっているな石の形状が影
響しており、雨水が集まりやすく、しかも蒸発しにくい
構造になっていると考えられます。この水をつけると「
眼病が治る」飲むと「安産にいい」「風邪が治る」など
さまざまな病気に効くという民間信仰があり、「神霊水」
と呼ばれて大切にされてきました。昭和初年頃まで遠方
からこの「神霊水」を汲みにきた人々もいたといわれます。
文献上では、すでに江戸時代の寛文七年(一六六七)の
記録の中に「舟石」と「舟石尻」の耕地名が記されて
います。土地の名前になるくらい、舟石はこの地域の
シンボル的な存在だったのでしょう。

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舟石の下へ。

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舟の舳先の様に見えなくもないか・・・

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「神霊水」は・・・雨に濡れているので分からん。

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この舟石の様にZ900RSも不沈艦にならないかな?
と思いつつ見学完了。
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