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桃川のおたきさま [千葉からZ900RSと600km超]

9月下旬、新潟に行った際に立ち寄った場所。

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停められそうな場所へ。

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おたき さま
関川村と境を接する広大な山塊の幾筋もの沢の水を集め根小屋沢
を流れ下った川が、ここで「男滝」と「女滝」の二段の大きな滝
となって流れ落ちています。
見えている滝は二段目の滝で、一段目の滝はこの少し上流にあります。
滝の左手前に見える小さなコンクリート製の祠が現在の多伎神社
です。ご祭神は「阿多加夜努志多伎吉比売命」と伝わっています。
古代の人たちは、稲作の命である水が轟々と流れ落ちるこの二段
の滝に神の存在を感じてお祀りし、それがやがて多伎神社という
かたちに整えられたと考えられています。
桃川の人たちは、この滝と多伎神社に畏敬と親しみをこめて、こ
の場所をいつからか「おたきさま」と呼び慣わしてきました。
右側の崖には、横が約二.五m、縦と奥行が共に約二mもある大
きな岩屋が穿たれています。この岩屋の中に多伎神社の祠があっ
たという言い伝えもありますが、中世時代に流行した山岳修験道
に関係した遺跡である可能性もあります。
今の小さな祠がある場所に、明治時代まで二間四方の社殿が建っ
ていたという言い伝えがあります。この言い伝えを裏付けるよう
に、その社殿が鳥居に掲げられていたと考えられる明治二年
(一八六九)作の立派な「多伎神社額」が現存しています。
江戸時代に、延喜式内社桃川神社に神主として代々奉仕した佐藤
辰左衛門家に伝わった文章には、「(桃川神社と多伎神社は)二神
共二延喜式之霊跡也」、「桃川神社多伎神社、延喜式内旧社」な
どと記されています。
このことは平安時代の延長五年(九二七)に編纂された「延喜式神
名帳」に記載される「磐船郡八座」の「多伎神社」は、この
「おたきさま」の多伎神社であるという伝承や確信が、古くから
桃川にあったことを物語っています。

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看板の横からおたきさま。
でも、やっぱり近づきたい・・・・
おたきさまの下へ。

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階段を降り川岸へ。

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8月の豪雨の影響だろうな・・・・

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堰を渡って

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おたきさま到着。

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たぶん説明文にあった岩屋。
これは手掘りっ!

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小さいけど、迫力のある滝。
これは拝みたくなるかも。
「追突されませんように!」

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説明板には書いてなかったけど、入り口に
書いてある新潟の銘水の由来は?
と思いつつ見学完了。
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コメント 4

yamatonosuke

いつまでも眺めていたい美しい滝ですね☆
豪雨の影響ではなくほんとは熊の影響かも(笑)
by yamatonosuke (2022-12-26 01:06) 

ハマコウ

「おたきさま」の名前から、地域から大切にされ愛されていることがわかりますね。
by ハマコウ (2022-12-26 05:49) 

middrinn

おたきさ~ん!(T_T)/ヾ( ̄o ̄;)シーボルトかよ?
「追突されませんように!」と滝行した場合、注意
しないと首がムチ打ちになる危険性が((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2022-12-26 16:25) 

tai-yama

皆様コメントありがとうございます。

>yamatonosukeさん
今や、新潟も熊と遭遇するのは日常茶飯事っ!

>ハマコウさん
地域の水はすべてこの滝から生まれているのかも。

>middrinnさん
追突されてむち打ちよりは滝行の方が症状が軽いかも。
by tai-yama (2022-12-26 22:59) 

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